わんこパパの手帳

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【犬の病気】パテラと診断された愛犬におすすめの対策!

 目次

 

パテラとは

膝蓋骨脱臼、通称「パテラ」と呼ばれる関節の病気です。

 

膝蓋骨と呼ばれる「膝の皿」が正常な位置からずれていってしまう症状のことを言い、どんな犬種にも発症する可能性があるため、犬の飼い主なら知っておきたい病気の一つです。

 

↓ この病気の詳しい説明はこのサイトを確認してもらうとわかりやすいです。

犬の「膝蓋骨脱臼」通称「パテラ」について|飼い主が知っておきたいこと【獣医師監修】 - 犬との暮らし大百科

 

先天的にも後天的にも発症する病気ですので、犬を迎えた時に病気がないから大丈夫と思わず、発症させないためにどんな対策を取るといいか程度は知っておいたほうが良いでしょう。

 

パテラの症状の重さによってグレードがある

グレード1:膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、手で押すと脱臼する状態です。ほとんど症状を認めませんが、まれに外れた際にキャンと鳴いて後ろ足を挙げたり、スキップしたりするなどの症状が出ます。

グレード2:膝蓋骨は普段は滑車溝に収まっていますが、後ろ足を曲げた時に頻繁に脱臼する状態です。後ろ足を曲げ伸ばししたり、手で押したりすると元の位置に戻ります。脱臼時には後ろ足が着けない状態になります。

グレード3:膝蓋骨は常に脱臼した状態です。手で押すと一時的に滑車溝に戻ります。後ろ足を曲げ、腰を落とした状態で歩くなどの歩行の異常がみられます。

グレード4:膝蓋骨は常に脱臼した状態で、手で押しても元の位置に戻すことができません。後ろ足を曲げたままの状態で、うずくまるように歩きます。

出典:犬の「膝蓋骨脱臼」通称「パテラ」について|飼い主が知っておきたいこと【獣医師監修】 - 犬との暮らし大百科 より

 

我が家の愛犬キャバリアは迎えた時、右足「グレード3よりの2」左足「グレード2」と獣医師の先生に診断されました。そうとう安定しない状態だったようです。

 

実際に迎えて数か月の間はちょっとしたことで後ろ足を上げたり、痛がって鳴いたりしていて、見てて本当に気の毒でした。

 

今以上悪化させないために

どうすれば良いか先生に訊くと、「良くなることはあまりないが、まずは悪化させないようにしましょう」と。

 

悪化すると最悪手術が必要になったりと、犬にもお財布にも可哀想なことになってしまいますので、頑張って以下のような対策をしました。

 

           

 

「滑らない床作り」

かなり大事です。足を滑らせると関節に急な負荷が掛かりますので、悪化しやすくなります。パテラでない子も発症する可能性があるため、特に注意して下さい。

 

我が家は最初犬を飼うつもりがなかったので、掃除のしやすさから床をフローリングにしていました。犬にとってはつるつるでとても滑りやすく危険です。

 

フローリングにペット用の滑り止めワックスを塗って試したりもしたのですが、塗膜が薄くなったらまた塗装が必要だったりとメンテナンスが大変だったため、やめました。

 

掃除のしやすさを諦めて床にタイルカーペットを敷きましたが、これがなんだかんだ一番良かったです。掃除は大変ですが。

 

フローリングに貼れるタイプのものが売っているので、オススメです!

50センチ角程度の大きさが良いです。小さいと何枚も必要になるので結局割高です。

↓ こういった物が売ってます。

 

一般的なタイルカーペットは歩くとズレるので直すのが大変ですし、隙間にゴミが入るのでやめといたほうがいいですよ。

 

「適正体重をキープする、特に太らせないこと!」

これもかなり大事です、パテラに関係なく大事なんですが。

 

とにかく太っていると足腰に負担が掛かります。ただでさえパテラを持っている子だと歩き方にも影響が出るため、腰に負担が掛かりやすくなっています。

 

犬の適正体重は以下のBCS表より体型をみて考慮して下さい。少し痩せてるかな程度が健康的です。

出典:

豆柴の適正体重は4~6㎏生後3ヶ月~7ヵ月の平均体重と体重維持のコツを解説│株式会社わんこのおもい | 小型犬専用日本製高級ドッグフード販売 より

 

「お留守番はフリーではなくケージレスト」

これは各家庭それぞれの方針があるため、無理に変える必要はありませんが、日中のお留守番方法は「ケージに入れない自由なフリースタイル」よりも「ケージにて休んでいるスタイル」のほうが、安心です。

 

特に子犬期などは一人でも騒ぎまわったりするので、留守番はなるべくケージで休ませて、そのかわり帰ってきたら思いっきり遊んであげましょう!

 

長すぎる留守番もストレスが溜まって一人遊びを始めちゃうので、できるだけ6~8時間程度だと良いですね。

 

それからケージはなるべく犬が落ち着けるよう、板などで囲まれている天井付きの物がオススメです。暗くて狭いところが好きな生き物なので、実はあんまり開放感のあるケージは犬に好ましくないのです。

 

↑ 天井部分に物を載せられて便利ですし、地震などのもしもの時にも犬を守ってくれます。

 

「爪・足裏のケアを怠らない」

爪が伸びると歩き方に影響が出て足に負担がかかるため、こまめに切ってあげましょう。我が家では2週間に1回程度はカットしてあげて、2か月に1回プロにお願いするというやり方にしています。

 

↑ 家ではこれを使ってます。お願いしているプロの方も同じものを使用しているため、これにしました。チワワなどの爪の小さな犬にははさみタイプの物がいいかもしれません。

 

それから足裏の毛も伸ばしすぎると肉球が床に接しないため滑りやすくなります。爪切りと一緒に整えてあげてください。

 

↑ 先端部分のアタッチメントが変えられるのでオススメです。

 

「関節に負担のかかる動きをさせない」

例えば、その場でぐるぐる回ったりやジャンプ、後ろ足だけで立ち上がるといった動きのことですね。

 

やりすぎなければあまり問題ないので、ほどほどにさせるよう気にしてあげて下さい。

 

ケージの中で飛び跳ねたりして騒ぐ子なんかは、天井付きにケージにすると多少ましになりますよ。

 

「足回りの筋肉をつける」

日常生活の中で適度な運動をさせてあげれば、必要な筋肉がついてきます。散歩やボールを使っての持ってこい遊びなどで運動させましょう。

 

ペットショップにいる子なんかは運動量が少ないので、あまり筋肉が発達していません。最初は無理をさせず愛犬に合わせた運動をお願いします。

 

対策の結果、愛犬の症状が・・・

すごく良くなりました!

 

今では右足「グレード2よりの1」左足「グレード1」という結果で、日常生活の中で症状が出ることがなくなりました。ここ1年くらいは本当になんともありません。

 

僕の愛犬の場合、筋肉量がかなり少なかったということもあり、筋肉を付けたら大分良くなったのだと思います。

 

ただ、いまだにジャンプやグルグル回りなどの動きは抑えるようにしています。老犬になるとまた筋肉が減って症状が出る可能性があるからです。

 

最初からパテラ持ちの子だとしても悲観する必要はない!

僕の愛犬もそうでしたが、犬の状態によってはパテラが良くなることもあります!

 

パテラを持っているからと運動自体をさせなかったり、太らないようにご飯も少なくしたりといったことは犬にとっても可哀想です。

 

適切なケアをしてあげて、愛犬の犬生を良いものにしてあげましょう!