犬に限らずペットを飼育するにあたりどうしてもお金は掛かるものです。掛かる費用の捻出が厳しいような状況でペット迎えてしまうと、人もペットも負担やストレスが掛かり思っていたのと違うなんてことにもなってしまいます。
今回は犬に掛かる支出額についての調査結果を踏まえ考察してみます。
アニコム損害保険㈱による2023年の調査結果
アニコムでは自社のペット保険加入者にアンケートを取っており、その結果が毎年発表されています。2023年の結果が下記の表にまとめられていますので確認してみます。
アンケート結果からわかる犬の年間支出額
多くの項目から調査されており、この表からわかる通り最新の犬に掛かる年間の支出額は約34万円となっています。
前年と比べると94.8%なので減少していることがわかります。
アニコムが調査したアンケート結果をグラフ化
アニコムでは2008年より現在までアンケートを続けており、各年の支出額をまとめてみました。
2017年は飛びぬけて高くなっていますが、2012年頃から支出額は30万から35万の間で横ばいで推移していることがわかります。
この結果から考えると犬1頭につき約30~35万円程度の費用が掛かるという結果は信頼性があります。
ペットフード協会の飼育実態調査による飼育経費推移
日本のペットフード製造などに深く関わっている一般社団法人ペットフード協会でも全国の犬猫飼育実態調査を毎年行っており、その結果を公表しています。飼育経費の他にも様々な統計調査もしていて、意外と興味深い調査結果もあるので一度覗いてみるのもありですよ。
2023年の資料ですので、アニコム最新版のアンケート調査と同時期の調査結果となりますが、こちらはアニコムの結果とは少し違います。
調査結果からわかる犬の年間支出額
超小型犬~中・大型犬ごとに統計されていますが、そこまで差が開いていないためはTotal部分のみで考えます。
この表の金額は月に掛かる費用となっていますので、年間の支出額は支出総額×12月で、約17万円となります。アニコムの結果の約半分という結果です。
アニコムのアンケート結果と違う金額になった要因
ペットフード協会では主食・おやつ・医療費・保険・トリミング・雑貨・おもちゃ・衣類の項目で統計されており、アニコムのアンケートにあった施設利用料・交通費・光熱費などが含まれておりません。
この部分の金額はアニコムの調査から約4万円ほどとなっておりまして、この部分の金額を足しても約21万円ですので、やはり結果に開きがあります。
アニコムのほうがその他の項目が多いため、計上する金額を増えているのだと思います。また対象頭数もアニコムでは最新調査で約4000となっており、ペットフード協会の調査対象よりも多いです。
我が家の実態調査
我が家では小型犬を2頭飼っていますので、総額を2で割って最終的な支出額としたいと思います。
アニコムのアンケート調査の項目に則って、計上していくことにします。
我が家の調査結果
ものすごくドキドキしながら計算しました。使ったお金を計算するの怖いですよね。家は現在、2頭+赤ちゃん1人を育てているため常に金欠状態です。
2頭で約52万円でした。割る2で1頭あたり約21万円という結果になりました。
ペットフード協会の調査結果と同じ金額に!
アニコムよりもペットフード協会の調査結果に近い金額となりましたが、2頭分のフードのまとめ買いが出来たり、他にも節約していたりとかなり切り詰めていると思っていたので、調査結果より下回るだろうという予想が外れました。
割と節約しないで、犬の幼稚園だったりに通っていた時はそれこそアニコムの調査結果の金額程度になっていたように思います。
まとめ
調査する会社によっても出てくる金額が違うことから、一概に犬に掛かる年間支出額を○○円と決めることは難しいと感じました。
各家庭により犬の飼い方もそれぞれ違いますし、資産状況にも左右されます。お金さえあれば愛犬のために良いフードは食べさせてやりたいし、おもちゃだっていっぱい買ってあげたくなるものです。それでもこの物価高の時代に、無い袖は振れないということもあり節約しなければならない飼い主も大勢います。
しかしながら、最低限の良質な環境を愛犬に与えたいとするならば最低でも20万円程度の年間支出は覚悟する必要があります。またこの金額を捻出して金欠になる僕のような経済状況だと犬をペットに迎えた後の生活が苦しくなるので、よく考えましょう。
僕はもうほんとに金欠なので、節約のために自宅でトリミングが完璧にできるように勉強中です。
本当肛門絞りが苦手です・・・