わんこパパの手帳

育児にわんこのお世話に追われるパパの雑記みたいなものです

愛犬の問題行動は社会化不足?

長い間、狩りの相棒として人と生活を共にしてきた動物、犬。狩りの必要性が薄れた現代では、その在り様は、癒しを求める人々の愛玩動物としての立場へ変化した。社会性の高い犬という動物だからこそ、人の求める姿に変わり続けるのだろう。

 

狩猟から愛玩へ

 

その犬を取り巻く問題も現代的に変化し、本来の習性である群棲本能や狩猟本能の抑制が必要となり、犬とっては負担が増えている。

 

そんな動物が問題行動と呼ばれることをするのは仕方のないことでもあると思う。やれすぐに吠えるだとか、マーキングばかりするとか、留守番ができないとか、、、、、確かに飼い主にとっては迷惑かもしれないが、可愛いだけのぬいぐるみではない。これが犬の習性であり本能である。それを抑えることがどれほど大変か。理性のある人間は、我慢することの大変さを知っているのだから、犬の間違いくらい多少は許容することが大事なのではないだろうか。我慢して人間社会で生きてもらっているということを頭に置いておくべきだ。

 

では飼い主が我慢すれば良いかというと、そうではなく、お互いに良い妥協点を見つけることが、より豊かな生活につながるのだろうと思う。

 

 

ただそれは理想であって、初めて犬を飼う人なんかは、犬に振り回されっぱななしで、そんなこと考える余裕もないでしょうし、私もだったなあと。子犬なんて特に大変で、家では常にはしゃいでるし、トイレはあちこちにするし、散歩すれば拾い食いばかりだし、心配事ばかりで軽いノイローゼ状態だった。

 

そんな時に見つけたのが犬の幼稚園というものだ。きいたことがある人もいるかもしれないが、少なくともその時の私は知らなかった。

 

そこではどんなことをしているのかというと、簡単に言えば犬を集めて疲れるまで遊ばせたり、知らない人や犬や物に慣れさせたりといった、社会化を学ぶ場所だ。

 

現代の犬に見られる問題行動の多くが、産まれてすぐに親兄弟から引き離され充分に社会性が育まれていないことが原因のひとつとも考えられており、そんな犬たちの社会化の場として、多くの飼い主たちから望まれている。通っている飼い主の中には、「家での問題行動が少なくなった」、「愛犬の成長が知れて嬉しい」など、肯定的な意見が多数を占めているように感じる。悪い言い方になるが、私の愛犬も売れ残りで生後半年過ぎまで狭いケージ内で一日のほとんどを過ごしてきたせいか、かなりの社会化不足の状態だった。他の犬がとても苦手で、怖がりの気の小さい子犬だった。そんな愛犬を幼稚園に入れることがとても心配だったが、今後の生活が少しでも良い方に向かってくれるならという気持ちで入園を決意した。

 

入園して最初の一か月、ストレスでお腹を壊したりと心配事が多く、辞めようかとても悩んだ。二か月目以降になると、大分慣れたのか他の犬とよく遊んでいる姿が見れたし、よほど楽しかったのか家に帰ると爆睡してしまうくらいで、人間も犬も赤ちゃんは変わらないなあなんて思っていた。

 

まあ、費用も普通に人間の幼稚園と変わらないし、下手すれば高いくらいで、長くは続けなかったが、少なからず効果はあったとは感じている。行ってよかったと思うし、犬との暮らしで何か困っていることがあったり、愛犬の社会化不足を改善したいなんて人がいたら、一度話を聞きに行ってみるのもいいかもしれない。