わんこパパの手帳

育児にわんこのお世話に追われるパパの雑記みたいなものです

一昨年植えたチューリップがまた芽を出した

我が家には猫の額ほどの花壇がある。

 

玄関から出てすぐ横にあるその花壇には、3年前に植え替えた紅葉の小木がもう暖かくなり始めているこの時分に冬囲いも外されずに立っている。

 

ずぼらな僕の性格をよく表しているよ。

 

当然草刈りなんかもほとんどしないため、紅葉の足元は雑草だらけである。

 

そんな状況に苛立っていた僕の奥さんは、一昨年の10月に草刈りをして勝手にチューリップを植えていたのだ。

 

紅葉とチューリップってなんだかとんちんかんな組み合わせだな。なんて思ったが、怒られたくなかった僕は何も言わず黙っていた。

 

3月になると順調に芽を出し、4月には花を咲かせていた。変な組み合わせなんて思っていたのに、いざ咲いてみると綺麗なものだった。葉を落としていた紅葉に存在感はなく、主張の強いチューリップの姿には元気をもらえた。

 

しかしながら花というやつは短命で、植えてから咲くまで何か月も待つというのに、花の寿命は数週間。ぽとぽとと花弁を散らしていった。

 

流石にずぼらな僕でも元気をもらえたお礼にと思い、弱った葉を残して花を摘むことにした。葉が完全に枯れるまではそのままの状態で水をやり、球根を掘り出して干してまた植えれば、次も咲いてくれると、何かで聞いて覚えていたから。

 

でもやっぱりずぼらな僕は掘り返すのを忘れていた。しかも最近まで球根が埋まっていることすら忘れていた。

 

 

だからこの前チューリップが芽を出していること気付いて、忘れていたことを思い出し驚いた。

 

なかなかしぶといやつだななんて思ったりもしたが、嬉しかった。また咲くんだって。

 

そんでこんな時期に芽を出すなんて、ふと、なんだか新社会人とか新〇〇生みたいな植物だなあって思った。

 

うちの会社にも今年は何人かの新入社員がいるけど、そのうちの何人が芽を出して花を咲かせてくれるだろうか。悲しいことに、去年僕の下についたチューリップの一人は花を咲かせる前に枯れてしまった。水のやりすぎが原因らしい。

 

植物ってやつは手のかけすぎもかけなすぎも悪いようで、それは人も同じなんだ。

 

今年芽を出してくれた我が家のチューリップは強いやつらだけど、芽を出してないやつらもいる。栄養不足で球根が駄目になったらしい。だから今残ったやつらは来年も芽を出してくれるよう、少し手入れを頑張ってみようと思う。

 

そして頑張れ新入社員!なんとか生き残って今年も来年もずっと花を咲かせてくれ!