わんこパパの手帳

育児にわんこのお世話に追われるパパの雑記みたいなものです

【現場監督という仕事】多岐に渡るその業務内容とは

今回は工事の施工管理を行う現場監督という職業について紹介します。

 

 

現場監督とは

いわば工事現場の社長とも言える立場の仕事です。

 

文字通り所属する会社の社長の代理人として工事現場を管理する立場であることから、その責任の重さと仕事量の多さで知られており、知識と経験、そうとうな根性が必要です。工事現場のリーダーとなり、他社の多くの職人をまとめる必要があるため、現場には欠かせない職業となります。現場では工事所長がトップとなり、部下の工事次長や工事係員を動かし工事を進めています。

 

施工管理とも呼ばれ、現場監督との明確な違いはありません。

 

実際にどんな仕事をするの?

おおまかに言うと、安全・工程・品質・原価を管理します。これは施工管理の4大管理項目で、お客の要望や工事金額、法律など様々な事柄を踏まえ、バランス良く管理します。

 

例えば、請け負った工事の金額が少ないのに、費用の掛かる機械ばかりを使用して工事を進めてしまえば赤字となります。そうならないよう、ちょうどいいラインを見極めて工事を進めるといった管理を行います。それは費用のことだけでなく、その他の安全や工程、品質にも同様で、行う業務が多すぎて細かく説明することは難しいです。とにかく工事に関する全ての事柄が業務です。

 

求められる能力

先に説明した通り、とにかく業務が多いため、どんな能力も必要です。ただ知識や経験といった能力は、この仕事を続けていれば自然と身につくため、本当に重要な能力は他のものです。

 

根性とコミュニケーション能力です。

 

スパルタちっくな言い方になりますが、これがないと続けられません。仕事は辛いことが多いですが、現場監督は特に辛いことが多いと思います。そこで負けずに根性で踏み止まれることが重要で、下積み時代にどれだけ頑張れたが、その後の財産となります。

 

それから多くの職人や関係者と関わることになります。見知った人や初めて会う人、苦手な人まで、嫌でも人とコミュニケーションをとらなければいけません。最初のうちはとにかく職人と話をして作業を覚えろと良く言われたものです。人と話すのが苦手な人は、言いたくないですが現場監督に向いてないでしょう。自分が辛くなってしまうだけなので、逃げることを考えても良いと思います。

 

もう一つ言いたいのは、多少の不真面目さもいるのかなと思います。真面目すぎてはつぶれてしまう仕事なので、ある程度うまくサボれるくらいの要領の良さはあったほうがいいかなと感じています。

 

現場監督のこれから

働き方改革の動きにより、否が応でも建設業に改善の動きがあります。これからの現場監督の働き方とは。

 

私の会社でも分業化やDX化が急激に進み、一人が抱える仕事量は少なくなってきました。ただし、どの企業も模索中の段階であり、スーパーゼネコンと呼ばれる大手でも若手の過労死といった痛ましい事態も発生しています。どうしても現場をまとめる工事所長の方針に従わなくてはいけないため、未だ個人の判断による現場の運営方針で進められているという状況です。

 

今の若い世代の考えとは大きく乖離している企業も多く(私の会社もその一つ)、この業界の若手の離職率が高いのは言うまでもありません。

 

しかしながら、突発的なトラブルの対応や現場での臨機応変な対応を必要とするため、AIに仕事を奪われる心配は少ないと思われます。

 

最後に

 

最近知人に「自分の職業を子供に勧められる?」と訊かれ、私は「だめだね、勧められない」と答えました。自分がやる分にはなんとか耐えられているが、それを子供にさせると考えると、とてもじゃないが勧められない思いました。この業界以外のことを私は知りませんが、多くの親はこの業界にあまり良い印象は持っていないでしょう。

 

なので、最近の私の目標は、「子供の勧められる職業にする」です。そのためにまだこの業界で頑張って、ほんの少しでも次の世代のためになれたらと思っています。

 

まずは休日出勤を減らすことから、、、子供が生まれたばかりなのに今日も明日も仕事です。