久しぶりにディズニー映画を見ました。
最近はもっぱら「クリミナルマインド」しか見ていなかったディズニープラスに「ウィッシュ」なる映画が追加されていたので、気まぐれに見てみると結構面白かったです。
どうやらディズニー100周年記念作品らしく、その集大成らしい作品のため、制作陣の気合いの入り方も違ったのでしょう。
グラフィックが綺麗なのはディズニーなんで当たり前なんだと思いますが、僕個人的にはヴィラン役のマグニフィコ王が気に入りました。
独善的かつナルシスト、誘惑に打ち勝てない心の弱さのマグニフィコ王。
国民に少し反抗されただけで、逆上してしまうあたり、いままでどうやって国を運営してきたんだって疑問が浮かぶくらい無能すぎるし、なにやら重い過去があるらしいのですが、全然掘り下げられないので、全然感情移入のできない役でヴィランとして最高でした。
それって作り込みが甘いんじゃないのって思うかもしれないけど、僕としてはヴィランなんてこれで良くて、ディスニーとして伝えたい部分は他にあるから、そっちがしっかりと作り込まれていればOKだと思っています。
悪役は純然たる悪であることも大切なんです。
それから主人公の相棒で子ヤギの「バレンティノ」、日本語版声優が山寺宏一さんなので、安定の面白さでした。どう考えても子ヤギじゃないだろって声なのに、しっくりくるのは流石です。
他にも記念作品らしく、過去の作品のオマージュが結構ありましたね、ディズニーマニアならかなり楽しく鑑賞できるんじゃないでしょうか。